【健瀧ゼミナール 012】陰陽五行とは
今回は五行大義で、ご存知の皆さんの関心のある「陰陽五行とは一体何なのか?」ということで述べてみましょう。
周知の通り、陰陽五行説は陰陽説と五行説が統合された思想であります。
陰陽説と言うものは諸子百科の一つで、陰陽家の揚げる理論であります。
そこで諸子百科ということの説明をしましょう。
諸子百科というものは中国の春秋戦国時代に登場した思想家、学術団体の総称。
一般的には陰陽家、儒家、墨家、法家、名家、道家、縦横家、雑家、農家、小説家の十家をいいます。
まずは陰陽家の陰陽説から述べてみましょう。
陰陽家はこの世に存在するものをすべて陰陽に分け、事象を説明します。
具体的にいえば、陽の気は剛・君・夫・上・外・表・動・進・起・迎・前・左・徳・施・開の字義で、陰の気は柔・臣・ 妻・下・内・止・退・伏・低・後・右・刑・蔵・閉・妾・財の字義で あります。
天の気である、天干の十干を陰陽の気に分ければ、陽気は甲・丙・戊・庚・壬で、陰気は乙・丁・己・辛・癸です。
そして地の気である十二支を陰陽の二元気に分ければ、陽気は子・寅・辰・午・申・戌で、陰気は丑・卯・ 巳・未・酉・亥であります。