

【健瀧ゼミナール 023】 世界が統合され、一元に治まる、朱子の理気思想
世界は、自我により二分化して来た。 エゴイズムと分裂の西洋的な構造での競争社会は、資本主義としてもカタストロフを越え、解体へのベクトルは一層、加速度がついてきた。 それが、ユーロー圏のギリシャの破綻であり、イギリスのユーローからの離脱である。...


【健瀧ゼミナール 022】 「哲学は言語に依存した二元論」それは切りのない言語ゲームである
実に哲学は、「存在」というと重苦しくなりますが、人間を含む生物やモノなど、地球上に在りとし、あらゆるモノが在るということはどういうことなのか? それを全体として研究しようとする学問です 。 近代の哲学者、東洋思想の易(宇宙論)を研究し、易の陰陽二元論から応用し、二進法からコ...


【健瀧ゼミナール 021】 伝家の宝刀
つまり、哲学は、人間を中心にあらゆるものの存在を説明しようとするものですが、その論理の大前提にはデカルトのいう、「我れ思うが故に、我れあり」ということで、自我を肯定するもので、自己の存在や自己を肯定することはないのであります。 これが哲学の致命傷であります。...


【健瀧ゼミナール 020】 自然智は化石になっていく
この前までの話であるが、プラトンが言った、存在する〈オン〉という言葉を使うことで自分がいったい何を言おうとしているのか? 哲学者にとっては、「存在」と言う言葉をどう考えたらよいのか? 途方に暮れるほど解らない、という意味になるのである。...


【健瀧旅記】 Mr.曜変天目 長江惣吉さんとの出会い
親子二代で曜変天目茶碗の再現に取り組まれ、2016年6月11日にはNHKドキュメンタリーETVでも紹介された、長江惣吉・九代目にお会いしてきました。 最初は一時間ぐらいの予定だったのですが、長江惣吉さんの話しを、いろいろとお聞きしまして、私が陰陽五行や易、風水思想から、曜変...


【イベント報告】 村石恵照先生(仏教学者)とのコラボ特別セミナーを開催
2016年6月19日 東京都・小平市にて、仏教学者 村石恵照先生とのコラボ特別セミナーを開催しました。村石先生とのセミナーは、約1年前の還暦セミナー以来で、第1部から第3部の対談に至るまで、お互いに気の合ったテンポのよいセミナーとなりました。...


【健瀧ゼミナール 019】 哲学をするとは?
哲学の根本問題は、「在るということを問うこと」にある。ロジックでいえば、「存在とは何か?」である。 つまり、「在りとしあらゆるもの(在るとされるあらゆるもの、存在するものの全体)が何であり、どういう在り方をしているのか」を問うことである。...


【健瀧ゼミナール 018】 卑弥呼と縄文
「卑弥呼」も「倭姫」も「天照大神」も同一人物としか考えようがないという見解に至りました。 その時代は、豪族たちの戦いとして乱世が続いていた。 古代豪族とは、大和政権が磐石になるまで、独自の軍事力・経済力で一定の地域を支配していた勢力をいう。...


【お知らせ】日本理気学会を設立しました
この度、日本理気学会を設立いたしました。 設立趣意書と立ち上げ学会メンバーは、以下の通りです。 【設立趣意書】 日本理気学会は大宇宙・森羅万象における、気の原理・法則を概念とする。 また、その基礎理論を学習し、生物生態系や自然環境、人間社会における、 ...


【健瀧ゼミナール 017】出雲大社の真実
今日は真面目に出雲大社について、話しをしましょう。 「大国主大神」は出雲の神とされていますが、この神名は古事記に書かれている、天之御中主神や天照大神という、神名が創作された時、古来のオオ(ア)ナムチ(オオ=弥、ナ=国・大地、ムチ=尊称)という神名を、もとに机上でつくられたも...