

【健瀧ゼミナール 044】日本人論
日本人が日本人を言語的に意識をしたのはいつごろでしょうか? 1600年代からだと思います。歴史思想家で幕閣でもあった新井白石や富永仲基らが最初に日本人を意識した知識人だったと思われます。 彼らがなぜ日本人を意識するようになったのか?は、やはり明治維新後の近代化が異常...


【健瀧ゼミナール 043】茶はまさに生の術
実は茶を淹れることを一つ取っても、その中にも外にも、宇宙があります。 茶の種を植えて、それに水が養分として与えられ、地熱の働き、また土の中の成分も栄養となり、微生物も働いて、地中の種から芽が出て、茶は育ち、地上に芽が出していき、太陽の恵みを受け茶は成長していくのです。 ...


【健瀧ゼミナール 042】旧暦24節気「雨水」について
少しの間、執筆活動をしていませんでした。やっと落ち着きましたので、執筆活動をする気になってきました。気持ちや気分という気は不思議なものですね。 やっと西洋のカレンダー、西暦2017年の1月1日キリスト教の正月から脱し、東洋的な旧暦の日本の正月を迎え、過ぎて立春も迎えた中...


【健瀧ゼミナール 041】節分(せつわかれ)の本当の意味
節分についても、相変わらず吉凶二元論にマインドコントロールされている、学習をしない日本の馬鹿たちが只、騒いでいる。 鬼という概念も、まともに懐疑や思索をしない、愚かなマスメディアから強欲な商人たちが経済効果という愚語を撒き散らし、日本の国民たちを愚弄しているのが、実態で...


【健瀧ゼミナール 040】 日本はキリスト教の国になったのでしょうか?
明治6年から明治政府が、東洋的な太陰太陽暦(旧暦)を、日本の正月元旦をグレコオ暦によるキリスト教の正月元旦に改定しました。我々の日本の時間軸の物差しである暦はキリスト教の物差しの暦に変えられたのです。 明治政府は国民を愚弄しました。明治6年から日本はキリスト教の国になっ...


【健瀧ゼミナール 038】 「失われた日本の神々」
人間が利権により、つくった都合の良い神々と神社のエリアに、火山の大噴火も地震もいきます。 これこそが自然が神なのであります。 この現象を観て、かつての日本人たちは当たり前のように、自らの強欲が造り出した人間社会をふり返り、反省をし、自然の尊厳を省みて、その事をベースにして、...


【健瀧ゼミナール 037】 森羅万葉の世界
風は何処から吹いてくるのだろう? 幾千という青葉の揺らぎの中にいると、虚空の息のようなものが観えてくる。 私たちの詩歌の言葉は、大いなる生命の隠喩として存在するものならば、樹上にそよぎ、ゆらぎ、ひるがえる葉っぱの一枚一枚は、言葉であろうか?...


【健瀧ゼミナール 036】 台風も去りその有り難さを味わう中で
私はいつも、一挙一動、一期一会の現れについて、その理を考えます。 また、お会いする方々の人生やその心と思い、その方々への悟りと精進を願わない時はありません。 ちっぽけな自分にとらわれるのではなく、この前に講座で話しました、この7日までの9月の「四緑木気」の気の象意を、私は、...


【健瀧ゼミナール 035】 修行への旅立ちに際して
日本(ひのもと)の 心忘れる 何人(なんびと)と お茶に和めば 心取り戻す 私は今日から一日、長野に心と生き方の修行に行き、明後日は久しぶりに富山県にある、名酒・羽根屋の富菊酒造に仕事で行って参ります。 では皆さま、今日も安らぎ茶・和み茶・癒し茶・美味しい茶、合わせて、しあ...


【健瀧ゼミナール 034】 茶こそ 陰陽五行の世界である
茶の道から「華道』が生まれ、この時期には芸能の世界では「能」も生まれるのです。 岡倉天心はこの段階こそが日本においても、中国においても、文明の頂点であり、これを過ぎると、中国では急激な荒廃が起こり、 日本では徳川期の町人文化に見られるように、世俗化が進み低俗化も起こり、精神...