【健瀧ゼミナール 027】 茶碗に満ちる人の心
茶というと、あの人物を思い出さずにはいられない。また語らずにはおられない。 100年前の明治時代に、エコロジーである自然と共生を説いた先見の書、「茶の本」です。 「茶の本」は、明治時代に活躍した美術運動の指導者、文明思想家の岡倉天心(1862~1913)が、その後半生にアメ...
【健瀧ゼミナール 026】 陰陽五行で解く、「茶の一服」
茶は陰陽五行の一服です。 実に茶というものは、間の中に一服の一時を寛ぎ、和むことを与えてくれるのです。 それを陰陽五行で解けば、水を鉄瓶に入れ、沸かし蒸気が上がります。 この情景を観ても、蒸気として気が生じます。 電気湯沸し器で湯を沸かすのもよろしいですが、鉄瓶で沸かすのも...
【健瀧ゼミナール 025】 生きとし生けるものの祝祭と環
年中行事や、このお盆の送り火も、陰陽五行で説けば、五気の四季循環の火気でつくられる夏であり、その火の気で祖霊を迎える迎え火、またその祖霊を火の気で送る送り火なのです。 当時の日本も、弥生時代から中国の道教の影響はあるとは言え、これも縄文からの人々から現在までの祖霊たちの祈り...
【健瀧ゼミナール 024】 お盆についての大事なゼミナール
お盆というのは、古来からの日本の祖霊信仰に、中国の道教の思想が統合して、つくられた日本の年中行事です。 日本に伝来した仏教はインドで釈迦の悟りにより、発祥しました。 そして中国、朝鮮半島を通って伝来しました。その間に純粋な原始仏教(悟り・解脱)の思想は翻訳においても、道教的...
【健瀧ゼミナール 023】 世界が統合され、一元に治まる、朱子の理気思想
世界は、自我により二分化して来た。 エゴイズムと分裂の西洋的な構造での競争社会は、資本主義としてもカタストロフを越え、解体へのベクトルは一層、加速度がついてきた。 それが、ユーロー圏のギリシャの破綻であり、イギリスのユーローからの離脱である。...
【健瀧ゼミナール 022】 「哲学は言語に依存した二元論」それは切りのない言語ゲームである
実に哲学は、「存在」というと重苦しくなりますが、人間を含む生物やモノなど、地球上に在りとし、あらゆるモノが在るということはどういうことなのか? それを全体として研究しようとする学問です 。 近代の哲学者、東洋思想の易(宇宙論)を研究し、易の陰陽二元論から応用し、二進法からコ...