【健瀧ゼミナール011】常識のウソ 倭国から日本国へ
倭人は日本人ではない。 大東亜戦争の敗戦後の歴史教育を通じて、倭は日本であり、倭人は日本人であれとする理解は、広く日本国民のなかに、完全に定着をした。 しかし、倭人=「日本人」が文献に現れたのは、「漢書」の地理志「楽浪海中に倭人あり、分かれて百余国をなす」と文であることは、...
【健瀧ゼミナール 010】人類が背負った宿命
人間社会の壮年時代 人類社会の歴史を人間の一生に例えてみるならば、いまや人間は間違いなく青年期をを超え、壮年時代に入ったといわざるおえないのである。 それは1945年8月6日に、私の故郷である日本列島の広島 に始まったのである。...
【健瀧ゼミナール 009】人間中心主義の源流
文明が今や自然破壊をしてしまった。 それは只、単純に自然物を破壊するのではなく、今日、見られるような地球温暖化の問題まで惹き起こしてしまった。 地球温暖化の問題は、人類の存亡にかかる大問題になって来たのである。 いや、人類の起こした大罪である。例えば南極や北極の氷がとければ...
【健瀧ゼミナール 008】資本主義社会が崩壊する時
西洋の近代哲学は、人類の歴史は、どんどん進んで行くという進歩の前提に持っています。 それは中世の歴史の歴史は地上の国から神の国への歴史であるという、直線的に進む歴史感から出ています。 神の国は無くなると地上の国はどんどん発展して行きます。...
【健瀧ゼミナール 007】「ひきこもり」と「自己愛」
うわべだけの付き合いを繰り返す若者たちがいる一方で、近年、「ひきこもり」の若者たちも増えている。ひきこもりにはそれぞれの原因があるでしょう。 多くの場合、耐え難いような体験をして、その為に外に出られないというという人が多いのでしょう。...
【健瀧ゼミナール 006】 本当の愛が解らない時代
一見、幸せそうな若者カップルや中年層のカップルの姿が、街にあふれる昨今である。 日本人たちは自由恋愛を楽しんでいるようにも感じられる。 特にクリスマス・イヴやバレンタイン・デーには、おしゃれなレストランやホテルは何処でも混んでいるようである。...
【健瀧ゼミナール 005】 「かみ」と「ひと」をめぐる構図
八百万の「かみ」を宿す自然界を区別して言えば、天地は「かみがみ」の器であり、住居空間ということになり、かみがみの活動の舞台となり、この舞台に行動するのが動植物だったから、神木や神獣として行動するのが「かみ」としての動植物だったのである。...
【健瀧ゼミナール 004】 「もの」から「かみ」への推移
正月二回目のゼミナールです。 縄文の「もの」から「かみ」への推移が起きる。 「かみ」は憑依するにしろ、固定した格として存在した。 この信仰の中心の推移をサムシング・グレート(大いなる力・霊力)から神格への変化を見ることができる。...
【健瀧ゼミナール 002】 現代の日本人にとっての「愛するということ」
新春ゼミナールから、小中健瀧がエーリッヒ・フロムの「愛するということ」に迫るトークが始まります。 現代の日本人に愛というものをどのように、捉えられているだろうか? それは生きた時代の世代感も違おうし、多少の違いはあろうが、現代に愛いうものに、どれだけの人が純粋に向き合って真...